ハサミの構造は極めてシンプルで、必要な部品は決して多くはありません。しかし、そのつくり方は非常に精密で複雑です。

bmacでは、職人の手の感覚を頼りに、様々な用途に合わせ、デザインをかたちづくる原型モデルから金型を制作。 さらに溶接、穴あけ、焼入れ、研磨、刃付け・・・と、ほぼ全ての作業を自社工場で完結。 1丁のハサミが完成するまでに、30人前後の職人が関わり、100工程以上もの作業を重ねます。
その過程の大半で自社開発の専用機械が使用され、また刃や指穴部分の研磨など、重要な仕上げ工程では、熟達した職人の目と手が欠かせません。

自分たちのブランドを、自分たちの手でつくり上げる。
それがbmacのクラフトマンシップです。

「だた、飾り立てるだけのデザインに、本当の美しさが宿ることはない」

bmacはそう考えます。例えば、指を通す指穴部分。bmacでは、さながら高級アクセサリーを思わせる輝きを放つまで徹底的に磨き上げ、優美な曲線をかたちづくります。
一見、見栄えを重視した工程にも見えますが、これは、最も持ちやすく、手になじむかたちを追求した結果生まれた「本当の美しさ」。
言わば「機能美」なのです。

優れた機能に、本当の美しさを宿し、より多くの人々のヘアスタイルに新たな美しさをお届けする。
bmacの「美しさ」に対する信念は、機能の追求の向こう側にあります。

二枚の刃とネジ。
たったそれだけの部品で構成されるハサミでも、その性能はつくり手の技術によって大きな差が生まれます。すべての部品に妥協を許さないbmacのモットー。それは「他社を真似るだけのものはつくらない。他社が真似出来るものもつくらない」ということ。

中でも独自の機構「スピン触点」は実用新案を登録。また、ベアリングの品質は世界最高水準を維持し、素材には卓越した硬度・耐摩耗性を誇る微粒子・粉末ステンレス鋼を採用。設計も全モデルにおいてゼロから起こし、ミクロン単位の高い精度を実現しています。

飽くなきオリジナリティとスペックの追求があるからこそ、bmacは高性能・長寿命なハサミをつくり続けることが出来るのです。

湿気を帯びたティッシュペーパーを、音もなく鮮やかに切る……
bmacがつくる全てのハサミは、出荷前に専門の職人の目と手で、厳しい検査を受けます。一見簡単そうなチェックですが、刃にわずか数ミクロンの傷や歪みがあれば、ティッシュはすぐに破けてしまいます。この検査をクリアできないハサミが世にでることは決してありません。

この検査を受けるのは新品だけではなく、メンテナンスのためにお客様からお預かりしたハサミも同様。新品と全く同じ基準をクリアしてはじめて、お客様のお手元へとお返しします。

また品質を維持するため、値引き販売を行わないのもbmacの特徴。コストや流通の面でも一切の妥協を許さず、嘘のない価格で、価格以上の品質をご提供しています。